Special~政治評論家・森田実氏と対談~

政治評論家 森田実氏よりエールをいただきました!

都政や都議会の動きに注目が集まった一年でした。

森田 都政の“膿(うみ)”があぶり出された一年だったと言えるでしょう。豊洲市場の盛り土の問題や、五輪競技会場の見直し。表面化した問題は早急に解決すべきですが、根本の体質を改善しない限り、本当の意味での解決にはならない。

まつば 身に染みるお言葉です。長年、政局を見つめてこられた森田先生から見て、今の都政や都議会の問題はどこにあるとお考えですか。

森田 「人」の資質でしょう。古代中国の政治家・周公旦の言葉に「利して利する勿(なか)れ」とあります。必要なのは国益であり、個人の利益ではない。ここに政治家としての規範があると思うんです。

しかし、今、政治家のモラルは乱れている。舛添要一・前知事の政治資金の疑惑はその象徴のようなもの。まつば議員が(総務委員会の集中審議で)国民の声を代弁し、彼に「辞職」という引導を与えた。凛とした質疑で、嫌な空気に終止符を打ってくれました。

まつば 政治の世界では、誰しもが権力に溺れるという危険性をはらんでいる、と感じています。だからこそ、政治家は自らを律していかなければならないと思っています。言うべきは言い、正すべきは正す。私たち公明党の揺るがぬ姿勢です。

かつてない少子化時代。子どもを取り巻く環境も変化しています。

森田 戦前は大家族が基本で、私の周りも3世代の同居がほとんどでした。そうした環境で、子どもはたくさんの愛情に包まれて育ちました。

しかし、時代の変化とともに、核家族化が進み、家族の形もずいぶん変わりました。それは単に家族の構成要素が変わったということではなく、子どもを励まし応援する力が弱まった社会になったことを意味しています。

まつば 11年前の初当選以来、子どもの教育を最優先に、チルドレンファーストを掲げてきました。当時、私の二人の子どもは小学生。大切なわが子を思う気持ちを都民の皆さまと共有しながら、子どもたちが未来に希望をもって生きることのできる社会を作ろうと臨んできました。

森田 まつば都議は、生涯の政治姿勢としてチルドレンファーストを掲げ、子どもが生きやすい未来を開いてきた。日本で最も大事なことは、これですよ。子どもを大事にし、自信を与え、正しく評価していく。今まで3世代でやっていたことを2世代でやるわけですから、チルドレンファーストを社会にもっと浸透させることが必要です。

まつば 子どもに関する親御さんからの相談は多岐にわたり、子どもの成長に応じて向き合う問題も変化していきます。待機児童の問題や、私立学校の授業料について等、一つ一つの相談を具体的に実現していくため、公明党の強みである国会議員、都議会議員、区議会議員の三者の連携で、解決していきたいと思います。

東京都では「都政改革」が進められています。

森田 東京は地方に比べて財政に余裕があり、緊張感も足りない。この“肥満体質”のたるみは、豊洲の移転問題で明らかになった「無責任体制」に如実に表れています。

まつば 貴重なご指摘です。都議会公明党の原点の一つに、し尿運搬船の垂れ流し問題があります。1963年、「し尿が隅田川に不法投棄されている」との周辺住民からの訴えにより、発覚した事実でした。都職員と業者は実態の隠蔽を図っていたと思われます。

森田 その頃の隅田川をよく覚えています。本当にドブよりもひどい川で、鼻がもげるような悪臭。そこに落ちたりしたら命の危険すら感じる。そんな状態でした。

まつば 公明党の議員は、し尿を溜める船底にまで下り、激しい臭気の中で実態を究明し、垂れ流しの証拠をつかみました。

以来、「調査なくして発言なし」が公明党の伝統となりました。しかし、今回の問題における私たちの調査能力に対しては、深く反省しています。今一度、原点に立ち返り、徹底した「総点検」で都政の歪みを是正していきたいと思います。

森田 東京都の“肥満体質”は根深い。根気のいる大変な仕事になると思います。ですが、「千里の道も一歩から」で誰かが始めなければ一向に進まない。公明党の皆さんの確かな道徳観と妥協しない姿勢をもって、都政を変革してくれることを期待しています。

まつば 都政の改革に臨むにあたり、私自身、3つの改革に挑戦します。
一、「議員報酬を20%削減」「政務活動費の削減かつ全面公開」
一、「チルドレンファーストで私立高校授業料の実質負担ゼロ」
一、「2020年東京五輪に向けて世界に誇れるバリアフリー化の推進」

こうした取り組みの実現によって、「住みやすい東京になった」「都政も変わった」と都民の皆さまに安心し信頼していただけるよう、全力で仕事をしてまいります。